長野県でお六櫛の製作をする「へんみ櫛店」。
この「お六両歯 挽唐」は、荒い歯で絡んだ髪を解きほぐして、細かい歯で髪を仕上げられる、一つで2つの機能を備えた便利な櫛です。
ご使用の際は、使わない方の歯に付属の木製の鞘をはめることで、歯を保護しながら髪をとかすことができます。
手挽きのヤマ(櫛歯根元に残る山型の部分)は、スクレーパーとなり、髪に付いたホコリなどを梳き取ってくれます。
また、椿油に漬け込んで仕上げているので、髪がしっとりしてツヤが出るといわれており、 静電気も起こりにくいので、乾燥しやすい冬の季節やロングヘアの方にもぴったりです。
使うほどに深い飴色に変わる経年変化をお楽しみください。
保管時や持ち歩きの際に便利な、フラップタイプのケース付きです。
※お六櫛とは
ミネバリという木を使った、 200年以上も前から信州・ 木曽地方で作られている櫛。
この櫛を使って頭痛が治った「お六」という女性の伝説からその名がついた。
※ミネバリとは
お六櫛の材料として使われるカバノキ科の落葉広葉樹 ・日本で最も硬い木材の一つ。
学名で斧折樺(オノオレカンバ)といい、その名の通りとても堅く、粘りがあり、比重が重いため水に沈むほどで、緻密な材のため櫛に最適。
- Size
- 横:約9.6cm
縦:約6.5cm
厚さ:約0.7cm
歯間: 約0.4mm(細歯)約1.1mm(相歯)
- Material
- 樹種:ミネバリ材(歯)・メープル(櫛本体)・メープル(鞘)
塗装:椿油含浸仕上げ
ケース:遠州綿紬縞
- Shipping Method
- 日本郵便
- Country of Origin
- 日本
- Gift
- 簡単ラッピング可(箱あり)
Care & Use Guide
そのため、素材の色合いや風合い、形状、模様、サイズなどは一点ごとに微妙に異なります。
お届けする商品は商品写真と全く同じものにはなりませんので、ご了承の上ご購入をお願いいたします。
ひとつひとつの手作業により生まれる作品それぞれの表情を、是非お楽しみください。汚れた時は、素早く水洗いし、すぐに水分を拭き取り乾燥させてください。
- ご使用いただくうちに、歯の隙間や根元に段々と汚れやホコリが溜まってきます。 時折、短い豚毛のブラシや、歯ブラシ、厚紙などで汚れを搔き出すように取り除いてください。 特に細い歯の櫛は、こまめにホコリを取り除くことをおすすめしています。
- 水にぬれると反りや割れの原因となりますので、洗ったり、濡れた髪に使用しないでください。
- 直射日光のあたる場所などには置かないようご注意ください。
- 櫛表面の光沢が少なくなったり、かさつく場合は、椿油またはオリーブオイルなどの植物油をコットンなどでなじませるようにつけ、一晩置いてから使い始めてください。
- 櫛は、その木取り(木材の使い方)の性質上とても繊細な道具です。 床に落としてしまったり、固い物にぶつかったりすると割れてしまう場合もございます。 割れ方によっては、接着も可能ですが元の強度には戻りません。
- お手入れをしながら大切にお使いいただき、深い飴色に変わってゆく経年変化をお楽しみください。
送料について
1回のご注文につき、上記の送料をいただきます。
ご注文金額が30,000円(税込)以上の場合は、送料無料となります。
日本郵便でのお届けについて
商品はポストに投函いたします。
ポストに入らない場合は、玄関先でのお届けとなります。
ご不在の場合は、「不在配達通知書」がポストに投函されますので、再配達のお手配をお願いいたします。
ヤマト運輸と日本郵便の対象商品を同時にご購入の場合
ヤマト宅急便にてまとめて発送いたしますので、ヤマト運輸の送料のみいただきます。
Artist Profile
へんみ櫛店 Henmikushiten
長野県松本市(旧梓川村)生まれ | |
2008年 | 木工を始める |
2009年 | 長野県上松技術専門校にて木工を学ぶ 同年6月よりお六櫛技術伝承工房へ通い始める |
2010年 | 木曽の木材加工会社に勤務 「へんみくらふと」の活動を開始 |
2015年 | お六櫛作りで独立。へんみ櫛店として活動開始 |
2016年 | 梓川工房本格始動 工芸の五月企画展参加 |
2018年 | 各種イベント等に参加 寄木櫛や拭き漆櫛等新たな試みを開始 |
2019年〜現在年 | 櫛の基本を軸に現代の生活に寄り添う櫛づくりを理念に製作中 |
日々の生活の一コマに櫛を。
より身近な道具・装身具として、使っていただけるよう努力しています。